CASE STUDY 01

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デザイナーのための、
AIデザインツール。

Claude Codeという強力なAIエンジンの上に、
デザイナーが本当に必要とする機能を設計した。
API切替、Skill、コスト透明性——既存ツールにない柔軟性を。

ROLE — Product Designer / Developer YEAR — 2026 TYPE — Personal Project

01 — 課題の発見

AIツールへのアクセス格差を縮小する——それもまた、インクルーシブデザインの一形態だ。

AIは民主化された。
でもUIは
まだエンジニアのものだった。

2025年末、Claude Codeという強力なAIコーディングツールが登場した。私はUI/UXデザイナーとして「これを使えば、デザイナーでも実装できるかもしれない」と感じた。

しかし現実は違った。ターミナル、コマンド、エラーログ——すべてがデザイナーの言語ではなかった。

Terminal vs Lumos

Claude Code のターミナル画面 vs Lumos

02 — 競合分析

既存ツールでは解決できない、6つの課題。

Stitch、v0、Bolt、Lovableなど、AIによるUI生成ツールは急速に進化している。しかし、デザイナーが実務で使いこなすには、いくつかの根本的な制約が残されている。

API自由切替

既存ツールは自社モデルに固定されている。LumosはAPI変換プロトコルを内蔵し、Claude Codeが認識可能なすべてのAIサービスに対応する。DeepSeek・Claude・GPT・Qwen・Gemini・GLMをはじめ、今後登場するサービスも追加設定のみで利用可能。

データのローカル保存

既存ツールはクラウドSaaSであり、プロジェクトデータはサービス提供者のサーバーに保存される。Lumosはプロジェクトデータをユーザー指定のローカルフォルダに、アプリ設定をLumosのローカルディレクトリに保存し、完全なデータ所有権を保証する。

Skillシステム

ユーザーが生成ルールやデザイン規範をカスタム定義し、AIに自分の基準で出力させることができる。既存ツールにはこのようなカスタマイズ性はない。

コスト透明性

生成ごとのトークン消費量と費用(CNY/USD)をリアルタイムで表示。既存ツールは月額サブスクリプション制で、1回の操作にいくらかかっているか不透明。

オープンな生成パイプライン

既存ツールはブラックボックスであり、生成過程に介入できない。LumosはClaude Codeサブプロセスを通じて実行され、リアルタイムログで各ステップを確認でき、生成過程が透明かつ制御可能。

モデルルーティング

既存ツールは1つのモデルで全タスクを処理する。Lumosはチャット・コード生成・画像認識の3つのタスクタイプごとに最適なモデルを個別に割り当てられる。たとえば、チャットにはDeepSeek、コード生成にはClaude、画像認識にはGeminiといった構成が可能。

03 — ユーザー定義

私自身が、ターゲットユーザーだった。

プログラミング経験のないUI/UXデザイナー。アイデアはあるが、コードにできない。エンジニアへの依頼は時間がかかる。AIツールは存在するが、使うためにまたAIの知識が必要になる——この矛盾に気づいたとき、自分が解決すべき相手だとわかった。

PAIN POINT 01

アイデアがあっても、コードにできない

PAIN POINT 02

エンジニアへの依頼は時間と調整コストがかかる

PAIN POINT 03

AIツールを使うために、またAIの知識が必要になる

04 — 設計の意思決定

なぜそう作ったか。

DECISION 01 — キャンバス設計

タブではなく、無限キャンバス。

複数の画面を管理する方法として、タブ切り替えは一般的だ。しかしデザイナーは「空間的に考える」習慣がある。Figmaがそうであるように、画面を並べて俯瞰できる環境が、デザイン判断の質を上げる。

→ タブは文脈を殺す。キャンバスは文脈を生かす。

Canvas with multiple frames

DECISION 02 — エラー処理

エラーログを見せない。

AIの生成が失敗したとき、エラーメッセージをそのまま表示する選択肢があった。しかしターゲットユーザーはエラーログを読めない。読めないものを見せることはUXの失敗だ。

→ 見せるべきは「次にできること」だけ。

DECISION 03 — Skill システム

指示を分離する。

プロンプトが長すぎるとAIの品質が下がることがわかった。Figmaのスタイルガイドと同じ発想で、デザインルールを「Skill」として本体から分離し、必要に応じて有効化できる設計にした。

→ シンプルな指示が、良いアウトプットを生む。

05 — システムアーキテクチャ

6層のレイヤーが、ひとつのツールになる。

Lumos system architecture

システム全体構成図 — 入力からデータ保存まで、6層のレイヤー構造

06 — インターフェース詳細

設計思想を、すべてのディテールに。

画像認識

画像認識 — ドラッグ&ドロップで画像を入力し、マルチモーダル分析を実行

Skillシステム

Skillシステム — ユーザー定義の生成ルールでAI出力を制御

コスト追跡

コスト追跡 — トークン消費量と費用をCNY/USDでリアルタイム表示

モデルルーティング

モデルルーティング — チャット・コード・画像の3タスクに最適モデルを割り当て

マインドマップパネル

マインドマップパネル — 生成内容を自動的に構造化して可視化

デザイン変数

デザイン変数 — 生成UIからカラー・フォント・スペーシングを自動抽出

ログパネル

ステータスバー+ログパネル — 生成過程の各ステップをリアルタイムで可視化

07 — 成果

プロンプトを入力する。
待つ。
デザインが生まれる。

それだけでいい。

08 — 振り返りと限界

まだ解決できていないこと。

01

生成時間は2〜3分かかる。待機中のユーザー体験は改善の余地がある。

02

Figmaへのエクスポートは完全ではない。グラデーションと固定要素に課題が残る。

03

私自身がターゲットユーザーであることは強みでもあり、バイアスでもある。複数のデザイナーによる検証が次のステップだ。

09 — プロジェクト詳細

FEATURES

∙ 無限キャンバス + マルチフレーム

∙ リアルタイムプレビュー

∙ マインドマップ / アウトライン / チャート

∙ モデル自由切替(DeepSeek / Claude / Qwen)

∙ Skill システム(デザインルール分離)

∙ インタラクティブモード

∙ PNG / PDF / コードエクスポート

∙ Figma エクスポート

∙ トークン消費トラッキング

∙ 5言語対応(i18n)

BUILT WITH

∙ Electron

∙ React + TypeScript

∙ Tailwind CSS v3

∙ Vite

∙ Claude Code

∙ Claude API / DeepSeek API

∙ ECharts

∙ Mind Elixir

∙ Figma(UI設計)

TIMELINE

WEEK 01

基盤構築。Canvas、フレーム管理、Claude Code 接続。

WEEK 02

モデルルーティング、エクスポート、右側パネル。

WEEK 03

生成品質改善、Skill システム、i18n 対応。

NEXT STEP

デザインとAIの
交差点に興味があれば、
話しましょう。

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