CASE STUDY 04

出前業界における
生分解性包装の
サービス設計最適化

出前APPが生分解性包装を促進するための総合的なサービスデザインソリューション。出前APP、工場、事業者、消費者の協力と最適化に焦点を当て、持続可能なビジネスエコシステムの構築を目指す。

ROLE — サービスデザイン YEAR — 2021 TYPE — 大学卒業設計
丸型生分解性弁当箱 角型生分解性弁当箱

01 — 課題の発見

560億個の使い捨て容器が、
毎年廃棄されている。

中国の出前市場は年間171億件を超え、1件あたり平均3.27個のプラスチック容器を消費している。年間約560億個の容器が廃棄され、その大半がリサイクルされることなく環境を汚染している。

ユーザージャーニーマップ

ユーザージャーニーマップ:注文から廃棄までの6段階におけるペインポイントの可視化

02 — リサーチ

素材比較と三者の視点から、
設計方針を導く。

競合製品比較

素材別の比較分析:分解期間・コスト・性能の観点から評価

ユーザー調査

消費者・飲食店・配達員の三者視点によるペインポイントとデザイン要件

03 — サービスデザイン

出前APPを中心に、
三者をつなぐサービス設計。

調査結果から、環境問題の解決には単一のステークホルダーではなく、出前APPを中心とした三者協力モデルが必要だと判断した。工場には安定した資金チェーン、飲食店にはコストメリット、消費者にはインセンティブ——それぞれの利害を整合させることで、生分解性包装の普及を実現する仕組みを設計した。

ステークホルダーの価値交換設計

出前APPが工場と直接提携し、大量発注によるコスト削減を実現。飲食店には環境保護認証と集客支援を提供し、消費者にはポイント還元と環境保護活動への参加を促す。各ステークホルダーが「得をする」構造を設計した。

ステークホルダーマップ

ステークホルダーマップ:工場・出前APP・飲食店・消費者・配達員の利害関係と価値交換

サーキュラーエコノミーモデル

わら繊維を原料とする生分解性容器は、1ヶ月で完全分解される。廃棄された容器が自然に還り、再び原料となる循環型プロセスにより、従来の「使い捨て→埋立」という一方通行のモデルを根本から転換した。

循環モデル

サーキュラーエコノミーモデル:原料調達から廃棄・回収までの循環型プロセス

三者のアクションフロー

ユーザー側:エコ容器を選択→活動参加→報酬獲得→意識向上。飲食店側:環境保護活動参加→エコ容器購入→ポイント獲得→認証取得。工場側:わら回収→技術開発→品質審査→量産→キャンペーン。三者それぞれのプロセスが連動して初めて、持続可能なエコシステムが成立する。

サービスフロー

三者のサービスプロセス:ユーザー・飲食店・工場それぞれの行動フロー

サービスブループリント

サービス全体の設計を、フロントステージ(物理的接触・人的接触)とバックステージ(バックステージ行動・サポートシステム)に分解し、各タッチポイントにおける最適な体験を設計した。

サービスブループリント

サービスブループリント:フロントステージとバックステージの全体設計

04 — デザイン成果

出前APP UI と
生分解性パッケージ。

飲食店向けAPP

飲食店向けAPP:環境保護キャンペーン・ポイント交換・エコ容器購入

消費者向けAPP

消費者向けAPP:エコ容器選択・環境保護活動・報酬システム

丸型生分解性弁当箱
角型生分解性弁当箱

生分解性弁当箱:わら繊維とでんぷんを原料とし、1ヶ月で完全分解。カトラリー一体型設計により包装層数を削減。

05 — プロジェクト詳細

ROLE

∙ サービスデザイン
∙ パッケージデザイン
∙ UIデザイン

RECOGNITION

∙ 国家級大学生イノベーション・
起業プロジェクト認定

TIMELINE

2020.09

課題設定・市場調査・競合分析

2021.01–04

サービス設計・ブループリント・UI制作

2021.06

卒業制作提出・国家級プロジェクト認定

NEXT STEP

サステナビリティと
デザインの交差点に
興味があれば、話しましょう。

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